#1バレンタインデー〜若き日の苦い想い出〜
バレンタインデーに想いを馳せる純朴な男子生徒の気持ち(当時中学1年生の私)をストーリー仕立てで書いてみました。今時こんな人がいるとは思いませんが共感をしてもらえると嬉しいです。笑
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2月14日はバレンタインデー
純朴な男子生徒にとっては学校へ行くことが何か楽しみな一日である。特にこれと言った根拠がある訳ではない。とにかく登下校・授業中の合間に何かイベントが起きそうで起きそうでソワソワしていた。だって2月14日は年に一度の女の子が気のある男子に想いを伝えるイベントだからだ。いつも通りに行けば良いんだ。そう落ち着けと自分に言い聞かせながら前日は床に就いた。・・・が、マジ寝れない。特に勝算がある訳でもないのに何の心配をしているんだ俺!!!お前に明日は特に関係ないのだから早く寝ろ。あれこれしている間に寝ていた。
〜登校〜
いつものように友達が話をしている。
決まって同じグループだ。この風景はいつもと変わらない。
待て、今日はバレンタインデーだぞ!?何かあるはずだ。いや、おかしい。
何か違った変化、少しの変化でもいいから探すんだ!
・・・見つからない。
もしかして!?
既に対象の選ばれし男子諸君達には儀式が終わったというのか。
いや待て。にしても早すぎるだろ。まだ朝の8時15分だ。(登校時間は8時半)
仮に終わったとしても、とするならば前日からの約束が交わされていたと言うことか!?と言うことは既に昨日の時点で負けが決定している事になる。。。
その時、大人の階段を登るシンデレラの僕に非常にきつい現実を突き付けられた気がして気持ちは真っ暗になった。そこで昨日の1日に何があったのかを整理してもこれと言って特に目立ったことはなかった。
なので、ここはひとまず、気持ちを落ち着かせる事に集中。
そして何気ない表情で(気持ちは焦っている)いつもの友人の輪に入って言った。
残り16時間での奇跡を信じて。。。
続く。笑